STAP細論文の取り下げ

STAP細論文の取り下げ、2014年7月2日

Nature掲載のSTAP細胞論文が取り下げられました。

取り下げの理由に追加がありました。

取り下げ理由追記がありました。Nature掲載の取り下げ記事理研による仮訳から引用します。画像の取り違えが4件、あと、実際に存在するはずの細胞の遺伝子が違っていたという記載でした。
違う組織なのに同じ写真を貼ったり、ラベルが逆であったり、かなりあわてんぼうなタイプの著者のようです。これら一連の画像のミスや引用のミスの原因がわかる発表が早稲田大学が委託した博士論文調査による明確になってきましたが、それは後日メモしようと思います。

また、報告書に記載された以外にも著者らにより下記のような過誤も見いだされた。
  1. LetterのFigure 1aとbは、図の説明にあるように、ES細胞とSTAP細胞由来のキメラ胚の比較ではなく、共にSTAP細胞由来の胚を掲載していた。
  2. ArticleのExtended Data Figure 7dとLetterのExtended Data Figure 1aの写真は、図の説明にあるように四倍体キメラ胚と二倍体キメラ胚のものではなく、後者は前者の胚の別の写真が掲載されていた。
  3. LetterのFigure 1aの「長時間露光」との記載は誤りであり、デジタル的な画像処理による明度強化が正確な記載である。
  4. LetterのFigure 4bのSTAP細胞とES細胞は間違ってラベルが逆に付けられている。
  5. Articleにおいて、1つのグループのSTAP幹細胞は、gfp遺伝子が18番染色体に挿入された129/SvとB6の遺伝背景を持つマウス(それぞれ若山研究室で維持されていたもの)を交配させたF1ハイブリッドから作られたSTAP細胞に由来すると記載されていた。
    それら8株のSTAP幹細胞を解析したところ、129/SvとB6の遺伝背景を持つものの、gfp遺伝子の挿入箇所が別の染色体部位であることが判明した。
    さらに、STAP細胞作製に使われたマウスではgfp遺伝子がホモであったのに対し、STAP幹細胞ではgfp遺伝子でヘテロであった。これらの挿入されたgfp 遺伝子の部位は、若山研究室で維持されていたマウス及びES細胞のものと一致している。
    このように、ドナーマウスと報告されたSTAP幹細胞では遺伝背景と遺伝子挿入部位に説明のつかない齟齬がある。
「STAP細胞に関する研究論文の取り下げについて」理化学研究所

上記にてまた、マウスの遺伝子の件がでてきますが、段々と混迷していきます。その点は次の記事に記したいと思います。